令和5年7月
私は平成29年4月しおんに作業療法士として入職しました。これまで病院勤務の経験がなかったため知識や技術、作業療法士としての力量が乏しい状態でした。そこで上司より研修として令和3年9月より石巻健育会病院への異動(10ヶ月)を勧められ回復期病棟で勤務しました。異動直後は病院の環境に慣れることや他職種連携が出来るか不安であったり、老健とは違いリハビリ時間が長いのでメニューを考えるのが大変でしたが上司や先輩方のフォローにより環境適応が出来ました。リハビリについてはスタッフの人数がかなり多く同期も多かったので気軽に相談し、様々な刺激を受けることが出来ました。回復期は生活期と違い入院期間が決まっており、その日のリハビリで効果を出さなければいけなかったので、他のリハビリスタッフに相談や技術指導を受けることが多々ありました。それで効果が見られたことで身体機能やADLの向上が認められるようになり退院へ繋げることが出来ました。退院時担当した患者さんより「あなたのおかげで良くなった。ありがとう」と言っていただき、改めてこの仕事のやりがいを感じたと同時により自己研鑽を怠らないと決心しました。
しおんに復帰してからは通所リハビリに専属し、さらに今年の4月からは訪問リハビリ(週1回のみ)の業務を担っています。在宅でのリハビリになるため時間や環境が限られますが、住み慣れた地域で生活出来るために今回病院で学んだことを最大限発揮していきます。