令和5年5月
私は以前の病院勤務では急性期に勤務した経験はありましたが、老健施設での勤務は初めてで、夜間は医師不在であることや、看護1人の体制について自分の判断がしっかりとできるのか不安に思っていました。
ある夜勤帯、転倒し頭部裂傷にて大量に出血しているご利用者を発見しました。病棟での経験を活かし素早く止血し貼付剤での処置を行い入所継続しながら治癒できるようにつとめました。その為稼働を落とす事もなく、傷の経過は良好で他院に入院することもなく元の生活を続けることができました。ご利用者からは「あの時はありがとう、このまましおんに居れなくなるのかと思ったらすごく不安だったよ。」とのお言葉を頂けました。この時看護師としてこの職に就いて良かった、人に寄り添い看護するとはこの様な事なのだと思いました。
これまで看取りの方、病気の事で不安に思っているご利用者、ご家族に寄り添い少しでも不安が軽減されるように看護師として仕事をして来ました。その人の生活が継続できるという事も大切な事なのだと知ることができました。これからも安全・経営・親身な対応について何が自分にはできるのかを考えワンチームで働いていきたいと思います。