令和5年1月
しおんに入職してもうすぐ1年を迎えようとしています。これまで病院での勤務経験しかなく、入職して間もない時期は病院との看護業務の違いに戸惑いを感じる事もありました。病院では医師が常勤していますが、施設では限られた時間しかおられず、瞬時に判断して簡潔明瞭な報告・連絡・相談が自分自身にできるのか不安に思っていました。
実際に医師不在の夜間勤務中に状態悪化の場面に何度か立ち合うこともありました。介護員と普段のご利用者の様子に関して情報共有し、正確にアセスメントする力が求められ、様々な視点から観察することが重要となることを痛感しました。
緊迫した場面でも冷静に対応、少しでも早い医療措置を行いその対応が直接生命に影響することを考えると仕事をやり遂げご利用者の苦痛が軽減すると達成感、やりがいを感じます。
また、入所者の方から笑顔で「看護師さんありがとう」とお言葉を頂くと嬉しく勇気をもらえます。入所者にはお看取りの方も含め多様な方々がおられますが、皆さんの尊厳を大切にし、安心して過ごせる看護を日々提供し、「施設で過ごせてよかった」と感じていただける看護を提供していきたいです。