平成30年5月
私は以前の病院勤務で認知症病棟に勤務した経験はありましたが、老健施設での勤務は初めてで、医師不在、看護1人の体制に急変時の対応や瞬時の判断が自分1人で本当に出来るのか、常に不安に思っていました。
ある日の夜勤帯、転倒し頭部から大量に出血しているご入所者さんを発見しました。その時はケアワーカーの協力もあり、素早く止血し救急車要請し搬送しました。その方は入院され治療する事になりました。退院後は再度当施設に入所される事となり、お顔を拝見した時は本当にケアワーカーと共に安堵した瞬間でした。この様な時看護師としてこの職に就いて良かった、人に寄り添い看護するとはこの様な事なのだと思いました。
これまで看取りの方、病気の事で不安に思っているご入所者さん、ご家族に寄り添い傾聴し、少しでも不安が無くなる様に看護師として微力ながら仕事をして来ました。その後に「ありがとう、助かりました」等の言葉が聴こえた時、本当に嬉しく思い、やりがいのある仕事だと感じる事が出来ます。