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「私が感じる施設における看護のやりがい」

Vol. 019平成28年5月

■職種:
准看護師
■勤続年数:
3年

私はしおん開設時に新しい施設で働ける事が楽しみでワクワクしていましたが、全てが初めての経験で、様々な問題や疑問にぶち当たり、心が折れそうになる時もありました。それでも皆と協力し、10年以上の施設経験を活かし乗り切ろうと、さっそく利用者様へ自分の名前を覚えて頂こうとアプローチを開始ししました。何度もアプローチした結果、今まで決して名前を呼んでくれる事はなかったY様が、私の名前を呼んでくれるようになりました。ご家族からも「凄い!覚えてるんだね、ちゃんと分かるんだね!」と喜びの声をいただき、その事でご家族とのコミュニケーションも図れ、信頼される様になり、今でもY様は私の苗字も覚えてくれています。

利用者様に寄り添い、傾聴し、ときには同調する。その繰り返しによって、心を開き、受け入れていただき、信頼に繋がる。また看護師として普段の状態の把握、体調の変化、心の変化等、常に気を配り異常の早期発見、早期治療に結び付けなければなりません。常に医師が居る病院とは違い、看護師の判断が、時として命取りになると言う緊張感を持ち、ご利用者様と関わる事は難しい事ではあるが施設だからこそ出来る看護、施設でしか出来ない看護を体験出来ている事で「やりがいのある仕事」だと感じています。

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