平成27年12月
昨年7月デイケアは新たに土曜日稼働する準備を進めました。送迎と今いるスタッフでどうすれば土曜日稼働が可能になるかが課題でした。そのような中で理念共有プロジェクトや2015年年頭所感の中の「ピンチはチャンスでもある」という言葉を思いだし、自らデイケアの送迎を上司に申し出し、サポートさせていただくことになりました。
最初は、手さぐり状態でしたが、次第にドライバーとしてデイケアの送迎を頻回にサポートするようになると、ご利用者から名前で呼んでいただけるようになりました。お互いに笑顔で会話できるようになった頃には、信頼関係も生まれていました。
ある日、いつも通り送迎にいくと、「後藤さん運転ご苦労さんね」という言葉を笑顔でご利用者・ご家族からかけていただきました。サポート職として、ご利用者・ご家族からお声をかけていただいたことや笑っていただけたことで、自分がしていることが正しく役にたっているのだと再認識することができました。またご利用者と直接ふれることができ、自分に自信が持てました。今回、送迎のサポートを行い、ご利用者・ご家族との距離が縮まり、また現場職員との距離も縮まりました。より近い環境でサポートした結果、ご利用者・ご家族だけでなく現場職員が何を考え、何をしているのかが明確にわかりました。
普段、事務は直接ご利用者・ご家族と接することの少ない部署です。今回の経験でご利用者・ご家族・職員との距離が縮まり、よりサポート職としての重要性が認識できました。主体的、継続的にサポートしていくことが自分の仕事のやりがいになっています。
今後、この経験を活かし、サポート職として迅速な対応、働きやすい環境作りを行うとともにご利用者・ご家族・職員が納得、安心していただける“三方よし”の環境を継続して提供できることを目標とし固定概念にとらわれず業務改善は、施設全体の質向上に向けて貢献していきたいと思っています。また笑顔の堪えない接遇を率先して行っていきます。