平成27年8月
健育会で働き始めてから、早いもので10年が過ぎました。入職時はひまわり訪問介護のヘルパーの仕事をしていました。様々なご利用者の介護に関わり、サービスや介護力で悩んでいる方々と接しているうちに、私はサービスを調整する側の仕事に就きたいと思うようになりました。目標が叶った頃には、新しい仕事に挑戦するには躊躇する年齢になっていましたが、「しおん」の居宅立ち上げという大きなチャンスを与えて頂きました。あまりの重責に身が震え、不安で押し潰されそうになりながらも仕事を続けられるのは、上司からの『失敗は何度でもしていいよ、失敗して仕事を覚えるのだから、フォローは任せて』との言葉でした。ケアマネ初心者の私には、全てが手探り状態でしたが、ヘルパーの時に在籍していたひまわり在宅サポートグループや健育会病院からのサポートもあり、仕事を進めることができています。又、福祉の事業所、行政、病院、ボランティア等、多方面わたる方々と関わりを持ち、視野を広げていけることに、充実感があり仕事の楽しみを見出すことができました。
担当しているご利用者のリハビリや短期入所、或いは在宅復帰を目指しての長期入所のニーズに合せて当施設のサービスに繋げ連携が図れた時、脳梗塞後遺症の方が、リハビリで歩けるようになったのを間近に見ている時、在宅ケアで介護していた顔馴染みのご利用者を、今度はケアマネジメントをして一貫してサービスを続けていけた時などに、大変だけれどやはりこの仕事に就いて良かったと、やりがいを感じています。
今後もご利用者に‘輝きの一日’を、ご家族には‘安心を超えた感動’を提供し、住み慣れた地域でみなさんの心豊かな暮らしを支えてるよう支援していきたいと思います。